台風の落しもの

Essay

8月の下旬、台風がやってきた。

巨大な勢力をどんどん拡大しながら北上を続けているらしい。時間が経つにつれてどんどん風が強くなっていったので、物干し竿を一箇所にまとめたり、雨戸を閉めたりなど備えをした。

夜になるにつれて風の音が強くなってきた。激しすぎてなかなか眠ることができなかった。

結果から言うと風が強かったが、雨は時々豪雨になるという感じで、翌日の午後早い段階で雨風共に止んでしまったていた。

だいたいしっかり準備をした時ほど、それほど被害がなかったりする場合が往々にしてある。だけど、防災の観点からみると肩透かしを喰らった感じくらいがちょうど良い。

問題はそのあとだった。

雨はそれほどでもなかったが、暴風が巻き上げた落ち葉や枯れ枝がそこら中に巻き散らかされていたのだ。

見て見ぬふりができない量である。

多いな・・・。

時間をおきすぎると害虫が出たりしそうだったので、そう長くも放置できない。

さいわい、台風が過ぎ去ったあとは晴れ間が続くようだったので、落ち葉が乾いてから集めることにした。

数日後、熊手をもって家屋周りの掃除に取りかかった。

酷暑だったので家屋の外周をほとんど見ていなかったのだけれど、放置していた草が生え放題になっていたり、側溝に落ち葉が入っていたりしてひどい有様だった。

数日かけて落ち葉を拾ってほどほどに終わらせた。

一息にやってしまおうとする人は多いと思う。そうすると1日の大半をそれに使うことになるし、疲労や熱中症になる可能性だってある。完璧主義な人ほど陥りやすのかもしれない。けれど、自然は人が1日使った作業をなんとも思ってくれない。

正直、自然は強い。人の寿命を超えて草は生えてくる。

なのでそこそこでいいし、時間も短時間を数回繰り返すといったバッファーを使ってするくらいでちょうど良いのだ。

昨年、危うく熱中症になりかけたのでその辺りけっこう注意しているのだ。

久しぶりに汗をかいた。それがとても気持ちがよかったし、いろいろな悩み事や問題をとりあえず脇に置いて目の前の作業に集中するのも良い気分転換になった。単純に掃除した分きれいになっていくのは気持ちが良いものだった。

掃除の後ストレッチをしたけれど翌日に太腿が痛くなってしまった。しっかり運動不足である。

夕方はだんだんと陽の光が和らいで涼しい風が吹いてきた気がする。

そろそろ散歩できるかもしれない。

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