寒い季節にいちいち食事を作るのが億劫になる日がある。
パンを焼くという手もあるが、パンはよく食べていて飽きてしまった。身体は別のものを求めている。人はちょっとした味変を欲するものなのだ。
そんな時にスーパーでふと目に入ったのが袋にいれられていた『さつまいも』だった。
『さつまいも』は苦手な人もいるだろうけれど、今では結構品種改良されていて糖度もかなり高くなっているらしい。スーパーの袋には大人の拳半分くらい大きさのモノが4つも入っていた。僕は自然と手にとってカゴの中に入れた。
家で焼くのは結構手間だが蒸すことは可能である。よく中華まんなどが入っている蒸し器は持っていなかったので、普段使いの炊飯器を代用することにした。初チャレンジである。『さつまいも』をよく洗って両端を切って窯に入れて半分ぐらいの水が浸るようにする。それからスイッチをいつも通り押すだけだ。すごく簡単。3分くらいで調理が終わる。
蒸す時間は40分間くらいかかるのでその間に野暮用を済ませておく。けれど40分なんてあっという間に過ぎてしまう。なんとなくソワソワして炊飯器に近づくと、後1分の表示がされていたのだが炊飯のスイッチを切って開けてみた。
モアモアと広がる湯気の中に黄色のアイツが顔を出していた。
見た感じ勝ち確である。皿に引き上げて割り箸でちょっと触れると鎧を剥ぎ取るように簡単に皮がとれていく。そしてさつまいも本体に箸を通すとすっと割れてしっかり中まで蒸されていることが確認できた。
完璧な仕上がりである。
口に入れると甘い食感が広がり「私はスイーツです」といってくる。たしかに、これを二つも食べれば結構な糖分の量だ。しかし、僕はいつのまにかさつまいも2本を完食していた。それくらいの美味しさだあった。
これ毎日食べたらさすがに危うい。けれどたまにはいいかもしれない。
誰にでも小さな幸せは必要なのだ。
ちなみにうちで使ってる炊飯器はこちらの旧型を使ってます。



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