最近、映画や音楽が身近な存在になった、ような気がする。
映画はAmazonプライムビデオで鑑賞し、音楽はSpotifyで聴ける。モニター越しに観たい映画、聴きたい音楽を検索してすぐに探せるので出かける必要もなくなった。PC一台あれば事足りるようになってしまったのは画期的である。
僕は幼少期、映画や音楽に接する機会はほとんどなく育った。映画はTVで見るくらいだったし、音楽はAMラジオで流れてくるナツメロが耳に入ってくるくらいで、自分にとって映画や音楽は生活からはとても遠い存在だった。
アルバイトをしてお金を得る頃になるとゲームを買うことが多くなった。たまに見かけるCDの価格は3000円だったし、映画のチケット代は1500円だった。それらにお金を使うくらいならゲームソフトを買った方がよい。ずっと遊べるし刺激的だし面白かった。僕にとっては娯楽としても映画、音楽は身近ではなかった。
一方で海外(アメリカ)を見てみると、なんとなくの価格設定のイメージは映画のチケットは700円、CDは1500円くらいだと思う。これだったら買ってもいいかなと思えてくるし、映画や音楽が生活の側にあるという感じがしてくる。
海外では映画や音楽は文化として定着しているが、日本は戦後、海外から取り入れられたものなので、ハイソな方々しか手に入れることのできないお高いものというイメージがある。特別な時に観にいき、特別な時に手に入れる。ハレ(非日常)とケ(日常)でいうなら、日本はハレで海外はケなのだ。
また、料金設定が比較して高額になっているのはおそらく、高い価格を維持して収益を得ようとする企業のイメージ戦略なのだと推測する。その料金でないと提供することができないというのなら、商品・サービスに関わる業界業界全体で適正な価格のおとしどころを考えるしかない。
ハレ(非日常)のサービス価格が変更されることなく続いている間にストリーミング配信サービスが始まり、それが主流になってくると、CDは軒並み売れなくなってしまった。映画館は4dxなどアトラクション色を強めていて、相変わらずハレ(非日常)のサービスを続けている。
ストリーミングサービス自体が海外のケ(日常)のサービスなのでケの価格設定であるし、加えてフリープランがデフォルトで存在することが多い。携帯デバイスの隆盛もケのサービスに拍車をかけている。
ネットでストリーミングのサービスが一般化した今、本当に映画や音楽が身近になったようだ。
この前はレッチリの[By the way]を聴きました。この曲、緩急があって面白くて好きです。

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