「やる気」って・・・

Essay

なんらかの作業をしてる時、コーヒー同じくらい大切なものがある。それが作業用BGMだ。

コーヒーの香りとともにBGMを聴いているとなんとなく作業してる感覚になってくるというすごい効果がある。ただ、BGMに日本語が入っていると音楽の方に集中してしまう時がないだろうか?

そういう場合は、あえて日本語の歌詞の入っていない曲を選ぶ。Jazzだったり、ポストロックだったり、Lofihiphopだったりを選曲する。こういうときSpotifyはとても便利だ。

洋楽も聴くが、レッチリやfoofightersは筋肉が迫ってくるような気がしてきてコンディションによっては避けるし、気分が落ち込みすぎている時にradioheadを聴くととさらに落ち込んだりする。

ここまで書いたものの、作業内容によっては日本語の歌詞が入っている邦楽も聴けるときがある。文字を書いたり、日本語で思考することが多い場合は日本語詞は先に述べた通り邪魔になってしまうが、デザインや3dモデリングの作業時は特に問題なく聴けたりする。

本によるとどうやら脳の使っている部分が違うらしい。一般的に左脳が論理・言語を司り、右脳は直感・イメージを司ると言われている。左脳を使用している場合は日本語が気になり、右脳を使っている場合はそうでもないということになる。

脳には他にも様々な習性があって、その中でも面白いと思ったのが、どうしたら「やる気」は出るのか? というものだった。

脳は動き始めて初めて「やる気」が出てくるので、ひとまず動いてみればいい、ということらしい。「やる気」が最初にあるのではなく後からついてくるというのだ。

やる気というものは題材や天候に左右されるものと思っていてたが、動き始めて生じるという認識はとても画期的だった。

この「ひとまず始めてみる」はクリエイティブな活動のみならず、食事の支度や筋トレ、読書などあらゆる物事を行う際の魔法の言葉として機能する。

「面倒くさい」という思いは感情でしかなく、頭や手足を動かしていけば自然と集中するのだ。

そして僕は新しくコーヒーを入れ替え、BGMを選曲してしばらくモニターを眺めている。

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